モバイル世代からマルチ世代へ向けたウェブサービス

モバイルウェブについて面白い記事を発見。


Unbearable Lightness of Marketing:> matthewbuckland.com ? The mobile web: Why the future really is on the small screen


モバイルウェブはマスメディアである、との指摘が印象に残ったが、同時にケータイ向けウェブサービスについても考えさせられた。個人的な見解も踏まえて書いていく。


振り返ると、2006年がモバイル業界にとって転換期だったのだと思う。モバゲータウンがオープンして注目を集めたのも、ナンバーポータビリティでモバイルビッグバンとか言われていたのもこの年。ちょうどこの時期に前後してFlash Lite1.1を搭載した3G端末と定額制が普及して、色々な勝手サイトが誕生。そしてその無料でサービスを提供するというビジネスモデルが注目され始めた(無料サービスも出るについては今度フォーカスする予定)。


上の記事が書いているように、ケータイからのインターネットへのアクセスはPCからのそれを上回り続けると思う。携帯電話なら常に身近にあって場所を問わずに利用できる一方、PCは大多数の人にとっては特定の場所に行かなければ使えないデバイスの域を抜けきれていない。友だちの日記やニュースを見たり、スケジュールを管理したりなどはケータイがベストフィットしている気がする。


しかし、同時にPCからインターネットを利用する人も今後も増えると思う。


Tech Mom from Silicon Valley - 携帯ネット万能の世の中は、いつまでも続かない!んじゃないかな・・・


この記事にも書かれているように、現代の10代の多数はPCを使える、つまりPCの大画面と操作性の利点は熟知している。彼らの中にはPCが近くにあるときは大画面かつより快適な速度でサイトを見たい人もいるし、ケータイからだとやりにくい作業だけPCから行う人もいる。以下の記事がその現状を物語っている。


パソコンで携帯サイトを見る子供たち。そのワケは?


長くなってきたので、こういったモバイルに特化したサービスをどうマルチ世代向けにしていけるかは次回考えてみたいと思います。